ソニックプラスセンター金沢 クイックピット、本日のご入庫は「メルセデス c200(w205型)」。
装着するソニックプラスは、「AX-205」。
装着されている純正スピーカーは小型な物が装着されており、その位置と取り付け状態に関しては少し特殊で、スピーカーを交換するにはドア内張りの内部を加工しなければいけない為、無加工での装着が前提のソニックプラスでは、この車種はスピーカーの交換をしない内容になっています。
しかし交換しないと言ってもそのままでは無く、純正のままではフロント、リヤともにスピーカーからグリルネットまで距離があり、そのスキマの中に音が廻り込んで悪影響を及ぼすため、そのスキマを「アコースティックコントロールエレメント」で塞ぎます。
次にトゥイーターですが、純正ではトゥイーターのグリルネットの中身は「からっぽ」なので、そこに、ソニックデザイン18㍉トゥイーターを取り付けます。トゥイーターの裏には、専用のツメ付きブラケットが装着されており、ワンタッチで装着完了です。車輌側に装着した「アコースティック コンペンセーター(Highパス、Lowパスフィルター)」に接続して元の位置に装着します。コレで透けて見えていたグリル内部も見える事はありません。
残すは、サブウーファー。その装着位置は助手席の足下、フロアーカーペットの下に隠れています。
一般的にサブウーファーと言うと低音だけが出ていて、ヴォーカルや楽器の音は鳴っていません。
しかし、分厚いカーペットが被さっているせいか、純正ではサブウーファーからもヴォーカルなどの中域以上の音も鳴ってしまっています。この状態では、カーペットを通して出てくる「こもった中高音」が車室内に響き渡り、全体的に「モッサリ」とした低音と「こもった感じのヴォーカルや楽器の音」が聞こえてきて、「スッキリしない音。」と言う印象になってしまいます。
そこで、「アディショナル コンペンセーター(LOWパスフィルター)」を装着することで、「こもったヴォーカルや楽器の音」を排除します。
これで「メリハリのある低音」になり、追加装着したトゥイーターから「クリアな高音」が耳に届きます。
最後に、純正のトーンコントロールで少し音を整えて、すべての作業が完了し納車準備を進めているところへ、出かけられていたオーナー様が帰ってこられました。
早速、乗り込んで頂きサウンドチェックです。
「あー、音の広がりがずいぶんと変わりましたね。」と言う言葉の後に、「実は昨日、○○ ○○のコンサートへ出かけた帰りに、クルマでその人の歌を聴いて、コレじゃいかん、と思って交換することを決めたんですよ。」「コレは変えて良かった。」とうれしいお言葉。
ご満足頂けたようで一安心です。
ありがとうございました。