10月上旬発売予定のSonicPLUS NEWモデル、「SonicPLUS THE CREST(ソニックプラス・ザ・クレスト)SC-205M」をメーカーオフィシャルデモカーにて試聴する機会がありましたので、ご報告させて頂こうと思います。
試聴の前に品物を見せてもらいましたが、細部にわたりコダワリの構造や仕上げがなされており、いつも思いますが、装着してしまうと見えなくなってしまうのがもったいない仕上がりでした。
商品構成としては、専用設計のエンクロージャーに収められた、新開発の52㍉ユニットのスピーカーモジュールが4本と、純正サブウーファーの不要な帯域をカットするローパスフィルターが1つと言う構成で、トゥイーターは存在しません。
エンクロージャーは2ピース構造になっており、これまでのSonicPLUSシリーズと同様、アッパー(バッフル面)部分は強度が必要な為、アルミダイキャスト材を使用し、ボトム(バックチャンバー)部分は少しでも容量を稼ぐために、形成の自由度の高い樹脂製とし、目一杯容量を確保します。
また、NEW Cクラスのスピーカーの取付部分には、グリルまでの間にスキマがあり、音波が内張り内部に廻り込んでしまうため、バッフル面を盛り上げて、よりグリルに近い所にスピーカーが配置される構造になっています。(←コレ、地味ですがかなり重要なポイントです。)
そしてその取付方法は、ソニックプラスの基本コンセプト「無加工取付」になっており、純正と同じ装着方法のボールとボールキャッチによるはめ込み構造ですが、ボール部分を精度と強度の高い金属製にし、強化されています。もちろん、スピーカーの結線にも配線への加工は一切必要が無く、純正カプラーをそのまま「カチッ」っと差し込むだけのカプラーになっています。
前置きが長くなりましたが、いよいよ試聴です。
音がなった瞬間に、「純正のCDデッキですよね?」と確認してしまうくらいの音でした。
カーオーディオのキャリアは短くない方ですが、思わず確認してしまうほどの音に驚き、アンプを追加したかのようなパワフルで締まりのある低音にも驚かされました。
くどいようですが、スピーカーを無加工で交換し、サブウーファーにローパスフィルターを入れている「だけ」です。
担当者が「イコライザーでバランスを整え・・・。」と言うので、「ヤッパリ何か付けてるんだ。」と思いましたが、改めて確認すると「いえ、純正CDデッキのトーンコントロールです。」
・・・最初からそう言って下さい。
この商品に関しまして「トゥイーターレスのスーパーフルレンジ思想」である事や、「新開発52㍉ユニット」の事など、語るところはまだまだありますが、この辺でやめておきます。
とにかく良かったので、発売が楽しみです。
発売まで少し時間がありますので、それまでの間にオフィシャルデモカーが来店する事もありますので、試聴を希望される方はご連絡を頂いておきますと、事前にスケジュールをお伝えさせて頂く事も可能ですので、ご興味をお持ちの方はコチラから、御一報下さればと思います。
ありがとうございました。