2020.3.17

カローラスポーツ、プレミアムラインの取付。

トヨタ カローラスポーツに、ソニックデザイン プレミアムライン 77㍉ウーファーモジュール「UNIT-N70R」とワイドレンジトゥイーター「UNIT-N52N」の取付をさせて頂きました。

今回オーナー様は、商談、打ち合わせの時から耐久性や耐腐食、純正からの加工箇所や方法など、気になるところを全てご確認くださり、ご成約、取付へと進みましたので、取付行程を少し掘り下げてみようと思います。

まずは77㍉ウーファーモジュールユニット「UNIT-N70R」の取付から。

オリジナルで製作するインナーバッフルを介してスピーカーを装着します。

使用する材料は密度が高くて堅い、耐水性を兼ね備えたロシアンバーチを使用しますが、長年の使用にも耐える様、FRPでコーティングし、内側の小口(切り口)にはアルミテープを貼り付けて耐久性を高め、音を整える為に裏面にはブチルゴムを貼り付けます。

そのインナーバッフルを装着する際、開口部にはエプトシーラーを貼り付けて漏水を防ぎます。固定はボルトナット。UNIT-N70Rの取付リングとエンクロージャーのスキマにもシーリングを施し、画像はありませんが、ココにもエプトシーラーをはり付けて漏水を防ぎ、装着します。

ワイドレンジトゥイーター、UNIT-N52NをAピラーを加工して取り付けます。

取付部分の「えぐり」部分の下地を造り、パテにて形成を進めます。仕上げのパテを入れて、硬化の後、削り上げます。

最後、スウェード調の生地を張り上げて完成です。(※画像は形成用ダミーのUNIT-N52Rです。)

今回、トヨタ車に順次導入されているディスプレイオーディオをメインソースとして使用します。純正オーディオではこのシステムをならすことは出来ませんので、プロセッサーアンプ「PLUG&PLAY 1080」を助手席シート下に装着します。配線が少し見えてしまうので、カーペットで隠して目立たない様に「ひと工夫」。ちなみに、配線を接続する部分はギボシ端子や圧着端子を使用しますが、全てハンダをおとします。プロセッサーアンプを装着するには4チャンネル分の純正配線を加工するので、その数は膨大で、地味なところで全く見えないところではありますが、導通をよくするためと酸化と腐食を防ぎます。

語られることの多くない「耐久性」もすごく大切な要素。

「イイ音」をクリアしてからがスタート地点。

それ以上の「安心」も大切。

引き渡し時には「あ、イイですね。」「カナリ変わりましたね。」とサウンドチェックのあと、施工箇所の画像を確認して頂き、ご満足頂けたようで一安心です。

ありがとうございました。

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