スペーシアBASE、静音遮音、断熱、消臭処理編。まずは、何も考えずに全バラシ。
〇天井、制振、遮音、断熱処理。
雨音や冬場のあられ、みぞれ、ひょう。
北陸は何も降っていない日が極端に少ない地域なので、何も処理していない鉄板一枚の屋根ではうるさくて仕方ありません。
過給機やバッテリーアシストのないNA、660㏄では重量増は極力抑えたいところですが、天井は入念に制振材を貼り付けます。フレームと鉄板のスキマにシリコンを充填して埋めることで一枚鉄板の強度を上げて補強もします。
これが地味に効きます。
このあと、吸音、遮熱に効果のある「ボンネット用」シートを貼り付けましたが画像がありませんでした。
〇フロアは音の侵入を防ぐことがメインの処理。
フロアに関しては、制振材で鉄板の響きを止めると重量がかさんでしまうので、それよりも遮音効果の高い材料を使います。
隙間なく敷き詰めて、目止めをすることがポイントです。
するとしないで効果が違います。
カーペットをかぶせたときに「浮き」が無いよう立体的に裁断してしっかりと目止めをします。
フロア全体を覆いつくすことで音の侵入を防ぎます。
〇ドアを含むサイド部分
ココも制振材を多用するよりも、吸音と遮音、断熱効果に重点をおき、「ボンネット用」のシートを一枚張りして吸音と遮音と断熱処理をします。
制振材は最小限。吸音、遮音、遮熱処理。
〇一見処理なしのホイールアーチ。
上の画像で、ホイールアーチは未処理の様に見えますが、自分のクルマで、ある事を「テスト」してみました。
このように内装の無い状態で一晩走り、ロードノイズの種類と侵入経路などを探ってみました。
リヤフェンダーに関しては雨音が「シャーッ」て鳴ってたので、内側から制振材で抑えるよりも、雨水や小石ががフェンダーをたたく音を止めたほうが効果があると思い、外側にフェルトを貼り付けてみました。雨でしみたときにはがれてタイヤに巻き込んでしまわないか心配なので、自分のクルマ試してます。
今のところはがれる気配もなく、頑張ってて、音も効果アリです。
あとは経年でのサビがどうなるか?
〇ノイズキャンセルイヤホンみたいな仕上がり。
そこまでの音がしないような静けさではありませんが、お客様が言ってた表現を頂きました。
「ドア閉めた瞬間、イヤホンのノイキャンONにしたみたい!」と。
あまりハードルを上げたくありませんが、皆さん「おお~~っ!」って言います。
ガラスから、すれ違う対向車の「シュゥーン」て音がかすかに聞こえるくらいで、すごく快適な車に仕上がりました。
「救急車とかの音はきこえるの?大丈夫?」と質問を頂きますが、サイレンとロードノイズでは、帯域と種類が全く異なるので、問題なく聞こえてました。
〇車中泊につきもの「におい」対策。YBI TOKYOから発売予定の消臭、抗菌の液剤YBI E-TECを天井とフロアカーペットの裏側から吹き付けて乾燥し、組付けます。
以前、このE-TECの元である「E-FORCE」加工の足マットで車内のにおいの消え方が早かった実績があるので、「スプレー開発してるよ!」が「アレ、できたよ!」になったので、分けてもらいました。
市販品はスプレーボトルに入った形で発売されます。効きますよ!
〇まとめ
・遮音、遮熱対策。
・ポータブル電源を使ってナビを使えるように電源系統を改良。
・容量、時間無制限のデータ通信モジュール同梱の9インチサイバーナビ
・音漏れの少ないソニックデザインスピーカーで、周りへの迷惑を考慮。
・これで動画を見ながら快適に過ごせます。
・におい対策に消臭効果抜群のE-TEC
と、ここまで車両側の環境を整えました。
アウトドアとは一番反対側にいたので、ココからは手探りで車中泊に必要な棚、テーブル、照明などをレイアウトしていこうと思います。
皆さん教えてください。
何か仕様変更があれば、更新します。
ありがとうございました。