トヨタ エスクァイアにカーオーディオシステムの移設作業をさせて頂きました。
前車、前々車よりご使用のソニックデザインSystem77 TypeRをフロントのドアへ移設します。エンクロージャー(スピーカーBOX)の収められたスピーカーは、長年のご使用でも、雨水などでスピーカーが劣化する事もありませんので、クオリティの高い音が出てくれます。
スピーカーをしっかりとマウントするためのインナーバッフルにも、同等の耐久性が求められますので、密度が高くて非常に堅く、適度な内部損失を有し、音質に優れた材質の耐水ロシアンバーチ合板を使用し、FRP樹脂を流し込みます。完全硬化の後塗装し、裏面には鉄板へ振動が伝わらない様にブチルゴムを貼り付け、最後に小口(切り口)には、さらにアルミテープを貼り付け、防水処理を仕上げてインナーバッフルは完成します。プレミアムラインスピーカーの装着には、全車この製法のインナーバッフルボードを介しての装着になります。
仕上がってしまえば見えないところですので、かなり地味ですが、非常に時間がかかります。
今回の車輌は着座位置の高いミニバンですので、最初の画像に写っているトゥイーターは使用せずに、内張り上部へ新たにトゥイーターを新設させて頂きました。
コチラも前車からの移設のラックスマンの4chパワーアンプは、助手席のシート下へ装着させて頂きました。後席にもご家族が乗り込む前提ですので、シート下の後席用温風ダクトを撤去する事無く、アンプボードを制作させて頂き、装着させて頂きました。
このアンプの残り2chでならすサブウーファーも、フロントスピーカーと同様に前々車からご愛用下さっております、UNIT-130TypeRをトランクスペースへ設置させて頂きました。ご覧のようにあまり大きいとは言えないラゲッジスペースには、すこし大きく見えるサブウーファー。(とは言っても13㎝口径で、25㎝~30㎝口径が主流だった十数年前の発売当時では驚異的な小ささ。今でも小さい部類に入ると思います。また、当時からソニックデザインではサブウーファー帯域もステレオ再生を推奨していました。)
運転席シート下へ設置する事も出来るA4サイズのコンパクトなサブウーファーもラインナップされておりますが、オーナー様のお気に入りと言うことで、打ち合わせの上、このようなカタチで設置させて頂く事になりました。
リヤスピーカーには、ソニックプラス「SP-ES81E」を装着させて頂き、画像を撮り忘れましたが、カロッツェリアのフリップダウンモニター「TVM-FW1030-B」も装着させて頂き、メインユニットとして装着させて頂きました、カロッツェリア 8インチサイバーナビ「AVIC-CL900」のHDMI出力からの映像を映し出し、鮮明な映像が楽しめます。
オーナー様からは長きにわたりお付き合い下さっており、出会ったときはまだ独身でバンド活動に没頭されていたオーナー様も、今では一家の大黒柱。大切なご家族の為のリヤモニターとリヤスピーカーは増設させて頂きましたが、スピーカーやサブウーファー、アンプと言ったシステムの中心になる品物は当時から愛着を持って大切にご使用下さっている物ばかり。
満足度と耐久性の両方が高くなければ、あり得ない今回の御入庫。
ありがとうございました。
これからも宜しくお願い致します。